夫婦でJGC:どちらを本会員にするか

結論: 決済を集める側を本会員にします。LSPは夫婦で合算できないので、先に1,500LSPへ届く1人を決めて、そこに集中させます。

判断の材料は4つです。

夫婦のどちらもJGCに憧れがある、という状態でいちばん損なのは、 2人が別々のJALカードで払い続けてどちらも届かない形です。LSPには家族合算の仕組みがないため、 分けて貯めた分は最後まで分かれたままになります。

寄せられるLSPと、寄せられないLSP

まず、何が動かせるのかを整理します。家族カードで貯めたLSPは誰のものかで見たとおり、 家族カードの決済分はマイルもLSPも本会員に積算されます。 一方で、搭乗で付くLSPは搭乗した本人のものです。

LSPの種類積算される人本会員に寄せられるか
カード決済のLSPカードの本会員動かせる(家族カードに切り替える)
提携先ショップ経由のLSP決済したカードの本会員動かせる(本会員のカードで払う)
固定費サービスのLSP契約者本人動かせる(契約名義を寄せる)
搭乗のLSP搭乗した本人動かせない

つまり設計の軸は2つです。決済は1人に集められるので、家計の支払いを本会員のカードと家族カードに寄せます。搭乗は集められないので、飛ぶ回数が多い側を本会員にしておくと、その分だけ得をします。

どちらを本会員にするかの判断表

見るところ本会員にするのは理由
よく飛ぶのはどちらか飛ぶ回数が多いほう搭乗LSPは本人にしか付かず、あとから寄せられないため
家計の決済名義すでに主要な支払いを持つほう公共料金や通信の名義変更をせずに済む
いまのLSP残高残高が多いほうゼロから積み直す分だけ到達が遅れる
カードの審査・与信安定した収入があるほうCLUB-A以上を本会員名義で持つ必要があるため
出張が今後増えそうか増えるほう搭乗が読める側に寄せると年数のブレが小さい

上から順に重いです。搭乗の差が大きい夫婦なら、そこだけで決めて構いません。 2人とも年に数回しか飛ばないのであれば、決済名義とカードの審査で決めるのが実務的です。 わが家ならこう考える、という順序でいうと、まず「飛ぶのはどちらか」を見て、 差がなければ「電気・通信・保険の名義がどちらか」で決めます。名義変更はそれなりに手間だからです。

想定モデル世帯で、寄せると何年縮むか

数字で見ます。以下は実在の家庭ではなく、差を見るための想定モデルです。 カード決済はSMPあり(100円=1マイル、400マイルで1LSP=40,000円で1LSP)、搭乗は国内線1搭乗5LSPで計算しています。

やり方先頭の人の年間LSP1,500LSPまで
2人が別名義のカードで払う66LSP23年
決済をAさんに寄せる(Bさんは家族カード)84LSP18年

想定モデル世帯の試算。カード決済のみ・特約店や固定費サービスは含めていません。Bさんの年10LSP(搭乗ぶん)はAさんに移せないため、寄せた側の計算に入っていません。

別々に払うと、進みが速いAさんでも年66LSPで23年かかります。Bさんのほうは年28LSPなので、さらに遠いところにいます。 決済を寄せるだけで年84LSPになり、5年縮みます。 しかも到達したあとは、Bさんが家族会員として同じサービスを使えます。

ここに固定費サービスや特約店を足すと年数はさらに動きます。 自分の世帯の金額で試すならLSP到達シミュレーターに、寄せたあとの合計金額を1人分として入れてください。 分けたときとの差がそのまま出ます。

世帯の形ごとに家計の割り振りと到達年数を出した想定モデル世帯シリーズもあります。子育て4人家族、単身赴任+月1出張、共働きDINKs・旅行好きの3本で、自分に近い形から読むと補正しやすくなります。

決めたあとの手順

  1. 本会員がCLUB-A以上のJALカードを作る

    JGC入会にはCLUB-A以上が要ります。普通カードでLSPだけ貯めても入会条件を満たしません。 選び方はJGC修行にどのJALカードを選ぶかに整理してあります。

  2. 配偶者に家族カードを発行して、家計の支払いを寄せる

    家族カードの決済分は本会員に積算されるので、配偶者に使ってもらって問題ありません。 避けたいのは、配偶者が別名義のJALカードで払い続けてLSPが分散する状態です。 固定費もJALの暮らしのサービスに寄せ、支払い方法を本会員のカードにまとめます。

  3. 飛ぶときは、できるだけ本会員が搭乗者になるようにする

    搭乗LSPは本人にしか付きません。出張や帰省の担当をどちらが持つかで、年間のLSPが変わります。 もっとも、家族旅行で2人とも乗るぶんは本会員側にしか積めないので、無理に調整する必要はありません。

  4. 本会員が1,500LSPに届いたら入会し、配偶者は家族会員で追いかける

    自動では入会されません。手続きはJGC入会の3条件チェックリストと入会手順を見てください。 家族会員がどこまで特典を使えるかはJGC家族会員は特典をどこまで使えるかにまとめています。

2人とも本会員を目指す場合配偶者も自分名義のJGCを持ちたいなら、それぞれ自分名義のJALカードで決済することになります。 家計が2口座に分かれるぶん、どちらの到達も遅くなります。 「1人が先に届いて、もう1人は家族会員」で足りるかどうかを、家族会員で使える特典の範囲を見てから決めるのが早いです。

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よくある質問

夫婦のLSPを合算してJGCに入れますか?
入れません。LSPは1人ずつのマイレージ口座に積み上がり、家族で合算することも、誰かに移行することもできません。JGC入会の1,500LSPは1人の口座で満たします。だから「どちらを本会員にするか」を先に決める必要があります。
妻(夫)が飛ぶ分のLSPを、本会員に寄せられますか?
寄せられません。搭乗のLSPは搭乗した本人に積算されます。家族カードで動かせるのは決済で貯まるぶんだけです。よく飛ぶほうを本会員にする理由がここにあります。
2人ともJGCに入りたい場合は、それぞれ本会員を目指すべきですか?
多くの場合は不要です。本会員がJGCに入会すれば、配偶者はJGC家族会員として入会でき、空港でのサービスの多くを本人として使えます。2人分のLSPを別々に貯めると、家計の決済が2口座に分散して両方が遅くなります。
先に決めた本会員を、あとから入れ替えられますか?
入れ替え自体はできますが、それまでに寄せたLSPは移りません。もう一方はゼロに近い状態から積み直しになるので、最初に決めておくほうが早く届きます。

参考

積算ルールと家族会員の条件は2026年9月1日にJAL公式で確認したものです。試算部分は想定モデル世帯であり、公式の数値ではありません。

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