JGCとSFCの違いを比較|どちらを狙うか

JGC(JALグローバルクラブ)とSFC(スーパーフライヤーズカード)のどちらが向くかは、3つの条件で決まります。 よく使う空港と路線、飛行機にまとめて乗れるか、カード決済をどこに集約するか、です。

判断を分ける一番大きな違いは、到達に使うポイントの性質です。 JALのLife Statusポイント(LSP)は生涯累計で失効しません。 ANAのプレミアムポイント(PP)は暦年ごとに集計されます。 つまりJGCは「長く積む」制度、SFCは「1年で取り切る」制度です。

ANA側の条件は ANA公式(スーパーフライヤーズ会員) を参照してください。当サイトはJAL側を主に扱います。

比較表

項目JGC(JAL)SFC(ANA)
到達に使うポイントLife Statusポイント(LSP)プレミアムポイント(PP)
ポイントの性質生涯累計。失効しない暦年ごとに集計
到達条件JGC Three Star = 1,500LSPでJGC入会資格年間50,000PPでプラチナ到達(うち25,000PP以上をANAグループ便で獲得)
搭乗以外で貯まるか貯まる。カード決済、JAL Pay、固定費サービス、提携先でも積算搭乗が中心
国内線の考え方1搭乗=5LSP。運賃・距離に関係しない距離と運賃種別に応じてPPが決まる
維持の考え方到達後はカード継続のみ対象カードの継続で会員資格を維持。2028年4月からは年間決済額で特典区分が変わる
カード要件JGC入会にはCLUB-Aカード以上が必要SFC対象のANAカードが必要

JGC側: Life Statusポイントを積み上げる

JAL側の軸はLife Statusポイントです。搭乗だけでなく、JALカード決済、JAL Pay、JAL系サービス、LSP対象の提携先など、複数の手段で積み上げます。 JGC入会にはJGC Three Starの1,500LSPと、CLUB-Aカード以上のJALカードが必要です。

グレード必要LSP備考
JMB elite最初のグレード250LSP
JMB elite pluseliteの上500LSP
JGC Three StarJGC会員になれる1,500LSPJGC入会資格
JGC Four Starマイル有効期限が無期限に3,000LSP
JGC Five Star上級6,000LSP
JGC Six Star毎年ダイヤモンド相当12,000LSP

毎年の搭乗、決済、固定費サービスを積み重ねて長期で到達を狙う設計です。 短期でJGCに到達したい場合は搭乗を厚くします。 貯め方ごとの単価は 1LSP単価の横断比較 で整理しています。

SFC側: 年間50,000PPでプラチナに到達する

SFCは、ANAのプレミアムポイントを年間で貯めてプラチナステイタスに到達し、 そのうえでカードを申し込む制度です。 到達に求められるプレミアムポイントは年間50,000PPで、うち25,000PP以上をANAグループ便で獲得する条件があります。 年をまたぐと持ち越せないため、狙う年に搭乗を集中させる「修行」という考え方が生まれます。

特典の違い(概要)

空港で受けられるサービスの骨格はほぼ同じです。 どちらも自社ラウンジ(JGCはサクララウンジ、SFCはANAラウンジ)に同行者1名まで、 専用カウンター、優先搭乗、受託手荷物の優遇と優先受取、前方座席指定が付きます。 違いは提携アライアンスで、JGCはoneworld Sapphire、SFCはスターアライアンス・ゴールドとして扱われます。

項目JGCSFC
ラウンジサクララウンジ。同行者1名ANAラウンジ。同行者1名(2028年4月以降はPLUS区分が条件)
提携アライアンスoneworld Sapphireスターアライアンス・ゴールド(2028年4月以降はPLUS区分が条件)
空港専用カウンター、優先搭乗、手荷物優遇、前方座席専用カウンター、優先搭乗、手荷物優遇、優先保安検査

JGC側の特典の内容と条件はJGCの特典一覧に項目ごとにまとめています。 SFC側の詳細は上記のANA公式ページを参照してください。

2028年4月のSFC制度改定は判断を変える

2028年4月1日から、SFCはSFC PLUSとSFC LITEの2区分に分かれます。 ANAカード・ANA Payの年間決済額が300万円以上ならPLUS、未満ならLITEで、 ANAラウンジの利用とスターアライアンス・ゴールドの付与はPLUSが条件になります。 最初の判定期間は2026年12月16日からの1年間で、以後は毎年の決済額で区分が決まります。 詳細は ANA公式の制度変更ページ にあります。

つまりSFCは「一度取れば維持は年会費だけ」から「毎年の決済額で特典レベルが変わる」制度に近づきます。 JGC側は到達後に「今年の決済額が足りないから特典が下がる」という構造がないので、 長く持ち続けたい人にとってはこの差が効いてきます。

どちらを選ぶかは3つの条件で決まる

1. 住んでいる空港とよく使う路線

これが一番大きい要素です。 JAL便が強い空港・路線を日常的に使うならJGC、ANA便が強いならSFCが自然です。 上級会員の特典はラウンジ、優先搭乗、優先予約が中心なので、乗らない航空会社のステイタスを持っていても活かせません。

2. 飛行機にまとめて乗れるか

1年に集中して搭乗できるなら、SFCは短期決戦が組めます。 まとまった搭乗が難しく、日常の決済や固定費でコツコツ積むほうが現実的なら、 搭乗以外でも貯まるJGCのほうが到達可能性は高くなります。

3. カード決済をどこに集約するか

2028年以降のSFCは、年間決済額で区分が変わります。 JGC側もJALカード決済がLSPになるため、どちらを狙うにせよ決済の集約先を決める必要があります。 両方を狙って決済を2枚に分散すると、どちらの条件も満たしにくくなります。

まとめ

こういう人向いている
JAL路線をよく使うJGC
ANA路線をよく使うSFC
飛行機にあまり乗らないJGC(搭乗以外でもLSPが積める)
1年で集中的に搭乗できるSFC(短期決戦が組める)
取得後に長く維持したいJGC(決済額で特典が変動しない)
年間300万円以上をカード決済するどちらも可。SFCは2028年以降もPLUS区分を維持しやすい

JGCを狙う場合の具体的な進め方は、JGCに入る条件 で1,500LSPの中身を押さえたうえで、ゼロから始める5ステップ の順に手をつけるのが早いです。

「どちらか」ではなく両方欲しいと決めた場合は、順番の設計が必要になります。 JAL先行/ANA先行/実は片方でいいの3ケースと、年会費の合計をJGCとSFCを両方持つなら、順番をどう設計するかにまとめました。

ANA側の制度から見た同じ比較は、姉妹サイトのJGCとSFC、2028年以降どちらが維持しやすいか(SFCナビ)にあります。

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よくある質問

JGCとSFCはどちらが取りやすいですか?
飛行機にあまり乗らない人はJGC、1年に集中して搭乗できる人はSFCです。JGCのLSPは積み上げなので短期で取り切る必要がない代わりに到達まで時間がかかり、SFCのプレミアムポイントは年間実績なので集中搭乗できれば短期で到達できます。
飛行機に乗らずにJGCは取れますか?
取れます。JALカード決済、JAL Pay、固定費サービス、LSP対象の提携先でLSPが積み上がります。ただし1,500LSPまでの年数は長くなります。年50LSPなら約30年、年100LSPなら約15年が目安です。
2028年のSFC制度改定で何が変わりますか?
2028年4月1日から、SFCがSFC PLUSとSFC LITEの2区分に分かれます。ANAカード・ANA Payの年間決済額が300万円以上ならPLUS、未満ならLITEで、ANAラウンジの利用はPLUSが条件になります。最初の判定期間は2026年12月16日からの1年間です。
両方取ることはできますか?
制度上は両立します。ただしJGCはCLUB-Aカード以上、SFCはSFC対象のANAカードが必要で、それぞれ年会費がかかります。SFCは2028年以降、年間決済額で区分が変わるため、決済を2枚に分散するとPLUSの条件を満たしにくくなります。
LSPとプレミアムポイントは似たものですか?
別物です。LSPは生涯累計で、搭乗以外の日常利用でも貯まります。プレミアムポイントは暦年集計で、搭乗が中心です。

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