JGC修行のJALカードはゴールドが得か:CLUB-Aとの差は年1,650円だった

JALカードは種類が多いうえに、年会費とショッピングマイル・プレミアム(SMP)が別料金なので、 単純な年会費だけを見ても比べられません。SMP込みの実質コストで並べ直すと、 判断はかなりはっきりします。

先に結論

前提:LSPの対象は「ショッピングマイル」だけ

ここを外すと、あとの話が全部ずれます。LSPになるのはJALカードのショッピングマイルだけです。2,000マイルごとに5LSP、つまり400マイルで1LSPが積算されます。

つまり、他のポイントからマイルに交換した分はLSPになりません。 搭乗ボーナスマイルも対象外です。「マイルが貯まる」と「LSPが貯まる」は別の話で、 カードを選ぶときはここを分けて考える必要があります。

SMPは、カード関連ではいちばん安いLSPの買い方

SMPに入ると、100円で1マイル(通常は200円で1マイル)になります。 マイルが2倍になれば、そこから換算されるLSPもそのまま2倍です。

月10万円を決済する人で見てみます。SMPなしなら年15LSP、 SMPありなら年30LSP。 差は15LSPで、年会費4,950円を割ると1LSPあたり約330円です。

比べてみるとSMPの330円は「追加で払う費用」なので、比べる相手も実際に払う額で揃えます。 月額を払って毎月1LSPを積むJAL Wellness & Travelが1LSP550円、6,000円の国内線に乗って5LSPなら1LSP1,200円。 SMPはそのどちらより安く、カード関連ではいちばん安いLSPの買い方です。

年会費は「SMP込み」で比べる

カードカード年会費SMP実質の年間コスト
普通カード2,200円+4,950円7,150円
CLUB-Aカード11,000円+4,950円15,950円
CLUB-Aゴールドカード17,600円無料17,600円

こう並べると、CLUB-Aとゴールドの差は1,650円しかありません。 SMPが無料になるぶんで、年会費の差の大半が消えるためです。 なおSMPが無料になるのは、CLUB-Aゴールドのほか、JALダイナース、プラチナ、プラチナ Pro、JAL CLUB EST です。

ゴールドで増えるのは3つだけ

誤解されやすいところですが、マイルの貯まり方はCLUB-Aと変わりません。 搭乗ボーナスの+25%も、入会搭乗ボーナスの5,000マイルも同じです。 ゴールドで増えるのは次の3点になります。

ラウンジの種類が違いますゴールドで入れるのはカードラウンジで、保安検査場の手前にあります。 ソフトドリンクと新聞が中心です。JGCで入れるサクララウンジは保安検査場の先にあり、食事やアルコールが出ます。 同じ「ラウンジ」でも中身がかなり違うので、ここを目当てにグレードを上げると期待とずれます。

どの乗り換えに、いくら払うのか

比較年の差額差額で増えるもの
CLUB-A(SMP込み) → ゴールド+1,650円ラウンジと海外旅行保険。ほぼ無条件で得
普通カード(SMP込み) → ゴールド+10,450円同じくラウンジと保険のみ。マイル率は変わらないので、 年に何回ラウンジを使うかで判断が分かれます
普通カード SMPなし → SMPあり+4,950円決済で貯まるLSPが2倍。月10万円決済なら年15LSP増

作るならポイントサイト経由で最大2万円相当戻るので、 初年度はゴールドの年会費17,600円がほぼ相殺されます(後述)。

1LSPあたりのコストに直すと

年会費を「決済で得られるLSP」で割ると、1LSPを積むために実際に払う額が出ます。 SMPありで、一般の加盟店だけを使った場合の値です。特約店を混ぜるとLSPはさらに増えるので、ここは控えめな見積もりになります。

月の決済額年間LSP普通+SMPゴールド
10万円30238円587円
20万円60119円293円
30万円9079円196円

いちばん条件の悪い組み合わせ(月10万円・ゴールド)でも 1LSPあたり約590円。 同じ「実際に払う額」で比べると、JAL Wellness & Travelの550円と同水準で、提携先の最安2,000円(こちらは買い物代)の3分の1以下です。 つまりカードを選ぶことより、決済をJALカードに寄せること自体の効果のほうが大きいということです。年会費で悩む前に、家計の支払いをまとめるほうが先になります。

チャージで貯まるのは提携ポイント。マイルには交換できる

交通系ICのチャージでは、JALカードのショッピングマイルではなく提携先のポイントが貯まります。

どちらのポイントもマイルに交換できます。 毎日の通勤や移動でマイルが積み上がるので、マイルを貯めたい人には素直に効く機能です。 Suicaチャージなら1,000円で5ポイント、PASMOオートチャージなら200円で1ポイントです。

ひとつだけ押さえておくと、この経路でたまるのはマイルまでです。 LSPになるのはショッピングマイルだけなので、交換で得たマイルはLSPには乗りません。 マイルとLSPを同時に伸ばしたいなら、次の使い方のほうが効きます。

提携ブランドがいちばん効くのは、加盟店での決済

東急百貨店や東急ストアなどのTOKYU POINT加盟店でJALカード TOKYU POINT ClubQ を使うと、ショッピングマイルとTOKYU POINTの両方が貯まります。 こちらのショッピングマイルはLSPの対象です。

つまり同じカードでも、チャージに使えばマイル、加盟店で決済すればマイルとLSPの両方、 という使い分けになります。加盟店が生活圏にあるかどうかで、提携ブランドの価値は決まります。

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よくある質問

ショッピングマイル・プレミアムは入ったほうがいいですか?
LSPを貯める目的なら入る前提で考えてよいでしょう。年4,950円でマイルの貯まり方が2倍になり、LSPもそのまま2倍になります。月10万円を決済する人なら年15LSPほど増えるので、1LSPあたり約330円の負担です。月額を払って積むJAL Wellness & Travel(1LSP550円)より安く済みます。
CLUB-Aカードとゴールドは、どちらが得ですか?
CLUB-AでSMPに入っているなら、ほぼ確実にゴールドです。CLUB-A(11,000円)+SMP(4,950円)で15,950円かかるのに対し、ゴールドは17,600円でSMPが無料になります。差は1,650円で、そのぶん空港ラウンジと海外旅行保険が付きます。なおSMPが無料になるのは、このほかJALダイナース、プラチナ、プラチナ Pro、JAL CLUB EST です。
普通カードからゴールドに変えるべきですか?
こちらは一概には言えません。普通カード+SMPの7,150円に対してゴールドは17,600円で、差は10,450円あります。マイルの貯まり方は同じなので、増えるのはラウンジと保険だけです。年に何回空港ラウンジを使うかで判断が変わります。
SuicaチャージやPASMOオートチャージは、何が貯まりますか?
JALカードSuicaのSuicaチャージではJRE POINTが、JALカード TOKYU POINT ClubQ のPASMOオートチャージではTOKYU POINTが貯まります。どちらもマイルに交換できるので、通勤や移動でマイルを積み上げたい人には有効です。ただしLSPになるのはJALカードのショッピングマイルだけなので、交換したマイルはLSPには乗りません。LSPも一緒に伸ばしたいなら、加盟店での決済に使うほうが効きます。
プラチナカードにするとLSPは増えますか?
増えません。プラチナもCLUB-Aゴールドと同じくSMPに自動加入で、ショッピングマイルの積算率は同じです。LSPの計算式はグレードで変わらないので、プラチナを選ぶ理由はLSP以外(付帯サービスやアドオンマイル)になります。

年会費とSMPの金額は2026年8月25日時点の公式表記です。

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